今日は前回の続きからです。

『一回解いた問題はやらなくていいじゃん。解ける問題をやっても意味無いし』
といって、同じ問題を繰り返しやりたがらない子どもにはどう対応したら良いか?

塾や学校に勤めていて、多くの子どもに接していると感じることですが、比較的勉強の良くできる子ほど、同じ問題、同じ内容でも抵抗無く解きます。
「この問題解いてね」と言うと、文句を言わずに素直に解いてくれます。
そして、スラスラスラと解いて先に進めます。

ですが、勉強のできない子ほど「え〜っ、面倒臭〜い」「さっき解いたからもういいじゃん」などと文句を言ってやりたがりません。
そして、解かせてみてもできないことが多いです。

これは仕事でも同じですよね。
同時期に会社に入ってきても、素直な新人は吸収が良くて仕事ができるようになるのも早いですが、文句ばかり言ってやらない新人はなかなか仕事ができるようになりません。

であれば、子どもの頃から素直に繰り返しできるようにした方が、将来のことを考えても良さそうです。

では、そんな繰り返しの演習をやりたがらない子どもにはどう対応したら良いのでしょうか?

その1【さりげなく刷りこむ】

繰り返しやった結果うまくいったことを見つけて、その都度話題にします。
今日は世界フィギュアスケート選手権をやっていますが、
「やっぱりあれだけ繰り返し繰り返し練習したから、本番でも成功できるんだよね」
とさりげなく言ってみます。

この時に大切なのは“さりげなく言う”ことです。
間違っても、
「浅田真央ちゃんもああやって繰り返し練習したからトリプルアクセルを飛べたんだよ。あんたもちょっとは真央ちゃんを見習って繰り返し勉強したらどう?!」
な〜〜んて言ってしまったら逆効果ですよね(笑)

その2【子どもの好きなものから刷りこむ】

子どもがやっていることをよく見てみると、繰り返しやることで得ていることが必ずあります。
ポケモンやドラクエなどのロールプレイングゲームは、同じことの繰り返しが何度も何度もあります。そのおかげで少しずつ強くなって、お金も貯まって物語を前に進められます。

そんな様子をたとえ話にしながら、
「ドラクエだって最初はスライムばっかり倒しながら少しずつ強くなるわけじゃん。数学も同じだと思うよ。
今は同じ問題ばっかりだけど、それを繰り返し解いていく内にできるようになっていって、ゆくゆくは入試問題だって解けるようになるんだと思うよ」
と話してみます。

その3【類題を多く用意する】

同じ問題をやらないなら、無理に同じ問題を解かせるのではなくて、類題を用意する手もあります。
本屋さんに行けば、同じレベルの問題集がたくさん売っています。
全く同じ問題ではないにしても、類題を多く解けば繰り返し解くことと同じ効果が得られます。
私も同じような内容をテキストを4〜5冊は用意しています。

そして、その結果できるようになった時に、
「ほら、これだけやってるんだもん、できるようになるよね」
と努力と結果のつながりを見せてあげると、繰り返しの大切さが分かってもらえます。

その4【おまけ】

最後に、ふざけた方法をひとつ。
『一回解いた問題はやらなくていいじゃん。解ける問題をやっても意味無いし』
と言われたら、
「あれ?そうだっけ??解いたっけ??
ま、いーや、手の準備運動だと思ってやって」
と、とぼけてやらせちゃう(笑)

それでも、
『え〜〜っ、面倒臭〜〜い』
と食いさがってきたら、
「え?もっと増やしてほしいの?
じゃ、こっちのページもね(^^)」
と、さらにボケます(笑)

こっちがまともに相手をすると子どももまともに返してきますがこっちがとぼけてしまえば、子どもも呆れて相手をしなくなります(笑)

そのせいか、生徒からはよく
「大塚先生はすぐに忘れるから・・・」
と言われます(笑)

以上、4つの方法をご紹介しました。
もし
「うちの子はこんな方法でうまくいきましたよ」
という例がありましたら、ぜひ教えて下さい。
この【ひと言の日メール】でご紹介したいと思います。